介護の仕事には様々な業務がありますが、特に重要な業務がいくつか存在します。介護施設には宿泊施設もあれば、日中のみ過ごすデイサービスなどが存在しますが、どの施設でも身体介助や生活支援が主な介護職の仕事と言えるでしょう。

介護職の主な仕事は食事介助、入浴介助、排泄介助などの業務です。食事介助とは、自力で食事をするのが難しい利用者の食事を手伝う業務のことです。利用者の状態に合わせた食事方法を取りますが、いずれの方法も誤嚥を防ぐ工夫が必要です。入浴介助とは、自力で入浴するのが困難な利用者の入浴を手伝うことです。入浴には転倒や皮膚トラブルのリスクなど様々な危険があるので、職員は注意が必要です。排泄介助とは、自力でトイレに行くのが困難な利用者のサポートをすることです。利用者が自力で排泄できるようなケアをするのが望ましいでしょう。

介護職の仕事は他にもあり、施設の掃除や利用者の衣服の洗濯も重要な仕事です。掃除は日頃からしているので苦労しませんが、洗濯はなかなか大変な業務です。なぜなら、衣服の食べこぼしや排泄物の汚れを落とすのが大変であるからです。介護職の仕事には、利用者の介護記録の作成も含まれます。介護記録があることで仕事の引き継ぎがやりやすくなります。また、利用者の体調が急変した時にも介護記録は役立ちます。介護記録を作成する際には、利用者の様子や職員の行った介護サービスについて詳細に、そして正確に記録しましょう。